整体観(せいたいかん)

こんにちは。

薬剤師・薬膳師の山口りりこです(^ ^)


今日は「整体観」についてお話しようと思います。


とっても大切な原則です。


「人は自然の一部で、人のカラダも自然界と同じ構造となっている」


自然=大宇宙

人間=小宇宙

ともとらえられます。


「宇宙」がでてくると、なんだかよく分からないように感じるかもしれません。


しかし日常的なことでみると難しいことではないのです。


まず自然界で考えてみましょう。


・太陽:大地を照らして熱エネルギーを与える

・海などの水分が蒸発して雲になる

・雲が雨を降らす


普通ですね。

では、太陽のエネルギーが過剰だとどうでしょう・・・?


大地はカラッカラになるのが想像できます。

(極端ですけど・・)


人のカラダも同じことが起きていると考えます。


・水分をとる。

・自然界同様、下に流れ落ちていく

・水分が身体の熱エネルギーにより温められ、気化し上半身にのぼっていく


例えば、熱がつよすぎると

人の身体もカラッカラになっていくわけです。


逆に水が多すぎると冷えていくのです!


植物、動物、人間・・・

全て大きな自然の一部です。


そのため、東洋医学では季節性を大切にします。

薬膳の根底は

【季節のものを食べること】


例えば

暑い夏をイメージしてみましょう。


できるお野菜たちは気温が高くても干からびないように

水分を多く含まれるものが多いですよね。


人も暑いと汗をかくため、水分不足になりやすい状態です。

自然とトマトやスイカを食べたくなるのが普通です。



うまいことバランスをとって成り立っているんですね〜!

人の身体も色々な臓がバラバラで成り立つのでなく

バランスを保って1つの身体をつくっています。


そのため、どこかに不調が現れると

次々と連鎖していってしまうのです。


しかし、漢方相談でよくあることが

「生理痛を治療していたのに、肌荒れも便秘もなくなった」

ということです。


ひとつがよくなると、その分、他もよくなっていくのです(^ ^)

なんだかお得な気もします♩

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