おさらい編〜水毒〜
こんにちは。薬剤師・薬膳師の山口りりこです。
西日本の大雨。
私の地元である愛媛県宇和島市も被害がかなり大きくて
前回ブログをアップした時にはよく分かりませんでしたが
後々になって驚愕しました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
早い復興を祈るばかりです。
私には私のできることを地道に!
そして来週に迫ったセミナー準備に励みます!!
次回セミナーに関しては
↑↑こちらをご覧ください↑↑
まずは前回6/24セミナー【水毒】の復習を。
水毒とは
お水のバランスが悪く滞っている状態です。
むくみ、重だるさ、冷え、汗、尿などいろいろなサインとして現れます。
水分代謝に特に影響するのが
脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)
それぞれみていきましょう。
肺(はい)
お水を全身に分配するところ。
皮膚表面にお水を行き渡らせ、皮膚を潤します。
いらないものが汗となり外に排出されます。
✔︎まぶたや顔もむくみ
✔︎アレルギー症状が多い
✔︎じんましんがでやすい
✔︎咳、痰、喉の痛み
✔︎頭痛
このような症状が現れます。
急性の症状が多く、このような症状が続くと肺以外にも影響してきます。
風邪の症状と少しにていますね。
治し方も風邪の時に使う漢方や食材が多いのが特徴です。
脾(ひ)
脾は消化吸収をになっています。
胃に入ってくるものは水分を含みますよね。
それを養分や水分など仕分けしてエネルギーを吸収しています。
✔︎食欲がない
✔︎胃もたれ、吐き気
✔︎軟便、下痢
✔︎重だるい
✔︎疲れやすい
脾は「湿」を嫌います。
気候による湿度の高さはどうしようもないですね。
しかし
体内での食べ過ぎ・飲み過ぎによる「湿」はコントロールできそうです。
腎(じん)
水分代謝の要は腎です。
体内のお水を貯留したり、いらないものは尿として排出します。
他の場所が悪くて慢性化すると最後は腎に影響します。
✔︎特に下半身のむくみ
✔︎手足の冷え
✔︎腰が悪い
✔︎オリモノや尿の異常
✔︎耳鳴り、めまい
腎が弱ると老化がすすみます!!
アンチエイジングは腎を補い元気にすることが大切です!!!
ではそれぞれのおすすめ食材を上げていきます(^ ^)
肺(はい)のおすすめ食材
生姜、ネギ、大葉、みょうがなど薬味
薬味たちは体を温め不要な水を発散する力があります。
クーラーの当たりすぎによるむくみにも良いですね。
その他は
アスパラ、白身魚
がおすすめです♩
肺のおすすめ薬膳茶
コーン茶+生姜
脾(ひ)のおすすめ食材
枝豆、ハトムギなどお豆類がおすすめ
夏は特にビールと枝豆があいますね。
アルコールは「湿」がたまりやすいので
「湿」をとり体に元気を与える豆類は美味しいだけでなく体にもよいのです(^ ^)
その他は
アジや鶏肉もおすすめ。
むくみが強いときは胸肉やささみの方が脂が少ないのでよいでしょう♩
脾のおすすめ薬膳茶
はと麦茶+なつめ
なつめは ↑これ↑ です〜
セミナーに参加いただいている方は嫌というほど毎回お話聞いていただいてますね笑
腎(じん)のおすすめ食材
山芋!
漢方薬にも使われる食材です。
アンチエイジングに最適!!
他には
ラム肉やエビは体をあたため
海藻類は潤いを与えます。
腎のおすすめ薬膳茶
杜仲茶+黒豆茶
どちらもアンチエイジング食材です(^ ^)
いかがでしょうか。
湿度の高い時期は水のバランスが悪くなりやすいです。
ご自身にあった養生をして
夏バテなどにもお気をつけください。
0コメント