自宅にいても巡り良い身体に〜清明〜
こんにちは
kampo's薬剤師・薬膳師山口りりこです。
新型コロナウイルスに罹患された方々、感染拡大により影響を受けている皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
なかなか収束されず、気持ちも内にこもりやすいのではないでしょうか。
春は発散の季節です。
食べるものや行動でも巡りよくすることはできますので、
是非取り入れてみてください。
(2020.4.4更新)
〜内容〜
1,【春は巡りを意識して】
2,【肝の役割は巡りと血の貯蔵】
3,【気の巡りが停滞しやすいタイプ】
4,【気巡り食材】
5,【春のストレス解消養生】
6【清明kampo's前菜】
1,【春は巡りを意識して】
東京は桜が徐々に散り始めています。
3月から自宅にいる時間が長くなり、
身体の停滞
を感じている方も少なくないのではないでしょうか。
春は、冬に縮こまっていた身体を一転させ
上昇・発散の季節となります。
この作用を担当するのは「肝(かん)」です。
「肝」の働きがうまくいかないと
ストレスを感じやすく感情に出やすくなります。
イライラしたり、落ち込みやすくなったり…
心身共に影響されやすくなるのです。
2,【肝の役割は巡りと血の貯蔵】
肝の役割は主に2つです。
①気の巡りをスムーズにする
漢方用語では「疏泄(そせつ)」作用と言います。
巡りをよくすることによって
精神の安定
水分代謝・血流をよくする
消化吸収をよくする
体内の流れを作っています。
今日は巡りをメインにお話します!
②血を貯蔵する
肝は身体の中で1番多くの血液を含んでいます。
血を貯蔵し、目に潤いを与え、安眠を促します。
詳しくはこちらをご覧ください
3,【気の巡りが停滞しやすいタイプ】
・せっかちな人
・いつも我慢してしまう人
・不規則な生活
・肉体的、精神的な過労がある人
このような方たちは「肝」を傷つけやすいタイプです。
ストレスを感じやすくなります。
ストレスは嫌なこと、だけではありません。
身体が求めていることとの不一致がストレスなのです。
例えば、
身体が休みたい時間に活動していたり、
気温が低い時に薄着をしていたり、、
そのような不一致がストレスとなります。
これらは体内の巡りの停滞に繋がるのです。
4,【気巡り食材】
菜の花、せり、セロリ、柑橘類
5,【春のストレス解消養生】
のびのびと生活すること!
これが1番です。
しかし、意外と難しいものですよね。
具体的な方法をお伝えします。
*朝起きて日を浴びましょう
日をあびることで陽の気をとりこめます。
冬と違って朝寝坊はおすすめしません。
カーテンを開けて朝日が入るように寝ることもおすすめです。
*ゆったりとした服を着ましょう
ピシっとした服は身が締まる、とも言いますね。
しかし、春はその逆をしたいところ。
お仕事の日は難しくても
休日や自宅に帰ってからはゆったりとした服をきて
身体もゆるませてあげましょう。
*呼吸を意識しましょう
「気」は呼吸と直結します。
根詰めているときほど、深呼呼吸を。
ラジオ体操のように両手を伸ばして深呼吸してみてください。
身体もゆるまるのが実感できます。
6【清明kampo's前菜】
菜の花のオレンジマリネ
菜の花とオレンジをオレンジベースのドレッシングでマリネ。
陳皮もドレッシングに入れて爽やかな香りに仕上げました!
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