冬こそ!エイジングケアに漢方薬膳の知恵

こんにちは。

漢方薬店kampo's山口りりこ(薬剤師・薬膳師)です。

ここ数日心地よい気温の日が続きましたが

来週から冬を感じそうですね。

冬といえば!

漢方薬膳の知恵が

アンチエイジングに力を発揮する時期です✧

是非、東洋の知恵を生活の中にいかしてください。

(2020.11.22更新)

目次

1,冬に働く「腎」

2,元気に若々しく!には「精」が重要

3,エイジングと「腎」「精」

4,エイジングの着目は髪

5,エイジングケア食材

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1,冬に働く「腎」

漢方でいう「腎(じん)」は

腎機能も含みますが、もう少し大きな意味を持ちます。

なぜなら、西洋医学にない

「気」に重きをおいているからです。

目には見えませんが

中医学(漢方の元の医学)では理論化されているため

症状や顔色などで

気が少ないのか、停滞しているのか

わかるようになっています。

(学問をつくってくださった先人さまさまです🙏)

そのため、物質的な働きで捉える西洋医学的「腎臓」よりも

漢方ではもう少し大きな意味を含むのです。


目には見えなくても私たちは「気」と馴染みが多いはずです。

元気、雰囲気、空気感などなど

測ることはできなくとも

感じたり、日常会話でも自然と使ってますよね。



2,元気に若々しく!には「精」が重要

ちょっと細かいお話をすると、

気の中でも

身体の健康、元気の源を「精(せい)」と言います。

「精」を蓄えて置く場所が「腎」なのです。

そのため腎は五臓の中でもっとも重要な臓と言われるのです。

この「精」がエイジングの要なのです!!

精力、精気。。

なんとなくイメージが湧くでしょうか?



3,エイジングと「腎」「精」

腎は成長・発育・生殖に大きく関わっています。

腎に蓄えられている「精」は

生まれるときに両親からもらうと考えられています。

そのため限りがあるのです。

身体に影響する腎精の不足症状は・・

小さい子供だと、発育障害
生殖年齢だと不妊や不育症
老化や、記憶力の低下など

に現れます。

同じ年齢でも老けている人と若々しく見える人がいますが

それは

「腎精」がしっかりあるかどうかが要なのです!!!



4,エイジングの着目は髪

以前よりも

✔︎髪に乾燥を感じる
✔︎ハリコシがなくなってきた
✔︎白髪・抜け毛が多くなってきた

このような場合、要チェック!


髪は「腎」の状態を表しています!!

「腎精」が充実していれば、

色艶がよくハリコシのある髪となるのです。

もちろん、年とともに出やすくなるのですが

やはり日々若々しくありたいと思うのが世の常ではないでしょうか。


ついでに・・・

腎は腰に位置しているため、

腎が弱くなると下半身の疲れがとれにくく、腰痛なども出やすくなります。

そして、

耳に通じています。

年齢とともに難聴や耳鳴りが出やすいのは

腎の機能が弱くなっている、と言えるのです。



5,エイジングケア食材

黒ごま、黒豆、海藻、山芋、クコの実、ベリー類


全てではないですが

黒い色の食材や、紫がかった濃い食材は

エイジングケア食材とイメージしていただくと良いです🙆‍♀️


有限の腎精であっても、

食べたものから作られる気によって

助け合うことができます✧


冬は腎がフル活動していて、疲れやすい時期でもあります。

そのため

いま一度、ご自身と向き合い

元気に若々しく過ごすヒントになると嬉しいです。


最後まで読んでくださり

ありがとうございました!





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