老化:真冬の漢方流エイジングケア

こんにちは。

漢方薬店kampo's山口りりこ(薬剤師・薬膳師)です。

年が明けて一気に冷え込みますね。

今日は「大寒(だいかん)」です。

1年でもっとも寒いころと言われているだけあります。


ベランダでできるコンポストをしているのですが

菌たちも寒くて働いていない様子です。

私たちも寒いと活動量が減り

老化に繋がりやすくもあります!

今日は冬こその漢方養生をお伝えしようと思います。

1,老化と陰陽

2,老化は年を重ねること・・?

3,漢方流エイジングケア

4,冬のエイジングケアおすすめ食材

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1,老化と陰陽

漢方では

過不足なく充実して、スムーズに巡っているような‥

バランスが最も大事なのです!

陰陽というと

陰は悪者で、陽が正義

みたいな印象があると思うのですが

そうではありません🙅‍♀️

陰陽もバランスが大切。


陰の役割は

体に潤いを与え、心を穏やかにすることです。


陽の役割は

体を温め、活発的にすることです。

つまり陰陽のバランスの良さが大切です。

陰陽の消耗を「老化」と表現します。

冷えは陽の不足、乾燥は陰の不足のサイン

と理解しておきましょう。



2,老化は年を重ねること・・?

冬は特に「腎(じん)」が活躍する時期。

腎は生命の根元である陰陽を蓄えているため

最も老化につながっていくのです。


「老化」と一言でわかりやすく表現していますが、、

漢方でいう「老化」は

年齢を重ねることではありません!


年齢の割に機能が追いついていないような状態。

そのため

先天性の疾患
発達障害
不妊症

なども腎が弱っている( ≒ 老化)というのです。


年齢を重ねていても若々しい方はたくさんいます。

腎が元気な証拠です。

腎を強くして年齢を重ねたいものですね✧



3,漢方流エイジングケア

これまでは腎(じん)の話を中心にしました。

年齢とともに身体の機能が衰えてくるのは自然の流れです。

できるだけ自身の力で

美しく若々しくいたいですよね!


腎を補うことと合わせて大切なのが

「血が充実していて、巡りが良いこと」

つまり

血流です!!


貧血の有無は関係ありません。

「血(けつ)」は女性ホルモンの働きの中心となります。


この時期、冷えることで血流が悪くなり

巡りが悪くなることが多くあります。

例えば

手足の冷え、痛み(生理痛、頭痛、腰痛etc)、シミなど


冷えると血流は悪化しやすいため

首や足首など関節を温めるように気をつけましょう。



4,冬のエイジングケアおすすめ食材

【体を温める食材】

ねぎ、にら、胡椒、生姜、くるみ、さつまいも、くり、鶏肉、えび

【黒い食材】

黒豆、黒胡麻、黒米、黒キクラゲ、海藻類など

【赤い食材】

なつめ、くこの実、いちじく、プルーン、赤身肉



最後に・・・

身体づくりは日々の積み重ねが大切です。

そのためにはセルフチェックが大切。

自分自身が一番からだのことはわかるはずです。

冷えていないか?

乾燥は?

便通は?

などなど

日々からだと向き合って美しく年齢を重ねていきましょう😊





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